地球を守ろう!!

 
 あなたもトライ!!

 現在、地球環境問題として、酸性雨・地球温暖化・オゾン層の破壊・野生生物の減少・開発途上国の公害問題・砂漠化・有害廃棄物の越境移動・海洋汚染・森林の減少(下記参照)など、山積しています。
 私たちを取り巻く環境は自然と与えられるものではなく、自分たちで守っていかないければならないものだということに、私たちはようやく最近気づき始めました。環境問題は、国や行政・企業の責任ではなく、私たち一人一人が責任を持って関わっていくべき問題です。
 地球は大きな生命体です。そのいのちを守るのは私たち自身なのです。
 一隅を照らす運動の「3つの実践目標」の一つは「共生-家庭のゴミを半分にしよう」です。このコーナーでは、私たちが身近にトライできる環境保全をとりあげました。ゴミを減らし、リサイクルを考えることは、いのちを精一杯生き切ることともつながります。
 さぁ、あなたもトライ!!

私たちの役割

私たちの地球は私たちが守らねければならないことを考え、環境問題に関心を持ちましょう。

(1)ゴミを減らしましょう


 まず、ゴミになるものを買わない、利用しないようにしましょう。使い捨ての製品はなるべく用いないようにする配慮しましょう。

 


(2)他の使い道・再利用の方法を考えてみましょう


 いらなくなったものを捨てる前に、その製品の別の利用法がないか、誰か有効に使ってくれる人がないか考えてみましょう。

 

(3)リサイクル製品を積極的に使いましょう

 再生紙や再生プラスチック製品など、私たちの身の回りには様々なリサイクル製品があり、企業もその品質向上や供給拡大に努めています。
 リサイクル社会を実現するためには、消費者がこうしたリサイクル製品を積極的に利用することが欠かせません。リサイクル製品の需要が増えれば再生原料の需要も高まり、社会全体のリサイクル活動の推進につながります。

 

(4)行政や企業のリサイクルへの取り組みに協力しましょう


 市町村が定めた分別回収のルールを正しく守ることは、リサイクルの第一歩です。また、企業においても製品に分別マークをつけたり、店頭に回収箱を設けるなどの取り組みを始めています。消費者はこうした取り組みに協力して、分別に努めなければなりません。

 

(5)地域のリサイクル活動に積極的に参加しましょう


 町内会やPTA、地域やボランティアグループなどで実施するリサイクル・資源回収運動にも積極的に参加しましょう。
 このような活動に参加することは、地域のリサイクルを直接的に推進するだけでなく、子供たちなどや周りの市民に対する普及・啓蒙にもつながります

酸 性 雨
 酸性雨とは、化石燃料の燃焼などにより生じる硫黄酸化物や窒素酸化物などが、大気中で酸性の化合物となり、雨などに取り込まれ地上へ降下する現象をいいます。

地球温暖化
 地球温暖化とは、二酸化炭素などの“温室効果ガス”が増加することによって、地球の平均気温が上昇してしまうことをいいます。

オゾン層の破壊
 オゾン層の破壊問題とは、“CFC”(クロロフルオロカーボン、代表的なフロン)などの人工化学物質が地球を取り巻く“成層圏”に存在しているオゾン(これをオゾン層といいます)を破壊することをいいます。

野生生物種の減少
 野生生物種の減少は、文字通り、野生の動植物が減少し種の絶滅が生じる問題であり、特に人間が関与した種の絶滅の増加が懸念されています。

開発途上国の環境(公害)問題
 開発途上国では、工業化や都市化の進展による大気汚染や水質汚濁、環境資源の不適切な管理による森林減少などの環境(公害)問題が深刻化しています。

砂 漠 化
 地球規模で砂漠化が進行しています。砂漠化の影響は世界の乾燥地域における耕作可能な土地の約70%、地球上の全陸地の約25%もの広大な地域に及んでいます。

有害廃棄物の越境移動
 有害廃棄物の越境移動とは、廃棄物が国境を越えて発生国以外に運ばれることであり、廃棄物の発生国における処理コストの上昇や処分容量の不足に伴い、行われるようになりました。

海洋汚染
 海洋汚染は、多くの国や周辺地域に悪影響を及ぼすとともに、汚染からの回復が容易でないことからも、重大な地球規模の環境問題として認識されており、早急に対策を進めていかなければなりません。

森林(熱帯林)の減少
 現在、様々な原因により世界的な森林の減少が進んでいます。森林の減少の問題では、これまでは主に熱帯林の問題が取り上げられてきましたが、ロシアやカナダの北方針葉樹林の減少も深刻な問題として考える必要があります。