3 つ の ‘R’
ゴミを増やさないようにするために、よく用いられる言葉に
“3つのR”という考え方があります。
私たちもその仕組みを理解して、積極的にゴミ減量やリサイクルに参加しましょう!
まず Reduce (減らす)
ゴミを減らすために最も重要で効果があるのは、ゴミを出さないことです。そのためには、ゴミになるものを買わない、利用しないようにすることが重要です。いらないもの、使ってもすぐゴミになるものなどは初めから買わない・利用しないように気をつけなくてはなりません。
また、使い捨ての製品はなるべく用いないようにする配慮も必要です。簡単なことのようですが、一般的なライフスタイルを考えると、実際に実行することはかなりの根気が必要となります。
ゴミを減らすためのヒント!
- 不要なダイレクトメールは断りましょう。
- 商品の過剰包装は断りましょう。
- 冷蔵庫での保存はラップで包まずふた付容器を用いましょう。
- 使い捨ての皿やスプーンやフォークの使用は控えましょう。また、はかり売りのものには容器を持参しましょう。
それから Reuse (再利用)
いらなくなったものを捨てる前に(あるいはリサイクルを考える前に)、その製品の別の利用法がないか考えることが重要です。裏の白い広告用紙をメモ用紙として利用する、空き缶をペンスタンドとして用いる、などはこの再利用の一つです。身の回りに再利用することによりまだまだ利用できるものは数多くあります。捨てる前にもう一度考えてみてはいかがでしょうか。
再利用は広い意味でリサイクルと同様に用いられることもありますが、狭い意味では再利用はそのままの形で別の利用法によりその製品を活用するもので、リサイクルは原料や材料として活用するものです。
再利用のためのヒント!ゴミを減らすためのヒント!
- 裏が白いチラシはメモ用紙に利用しましょう。日本人が1年間に使う紙を作るため東京ドームの広さの約3万倍の森林が伐採されています。
- 地域の仲間で相談して、いらなくなった物の使い回しをする仲間をつくってみてはいかがでしょうか。
- 古着は捨てずに、業者に引き取ってもらうことができます。着られるものは東南アジア等へ輸出されます。下着は工場の機械の油をふく布として重宝がられています。
- 古着や不要になった家具などは、リサイクルショップへ持っていったり、地域で行われるバザーなどに出すこともできます。わからないときは市役所などに相談してみましょう。
そして Recycle (リサイクル)
そして、最後にリサイクルを考えることになります。リサイクルするためには回収の負荷や原料化してもう一度製品を作り直す負荷など、上記の2つに比べれば時間と労力がかかるものです。しかし、ゴミとして排出し処分することを考えれば、比べものにならないほど地球環境にやさしい仕組みです。
今では、様々な製品・素材ごとにリサイクルの仕組みが出来上がりつつあります。
リサイクルのためのヒント!
- 食品トレー、牛乳パックは資源ゴミとして回収しているところまで持っていきましょう。
- アルミ缶・スチール缶はリサイクルにまわしましょう。地域で分別収集しているところが多くなっています。分別収集に協力しましょう。また、スーパーなどで専用の回収ボックスを用意しているところが増えてきました。このような回収ボックスを利用するのもリサイクルにつながります。
- なるべくリターナブルビンの飲料(ビール、牛乳)を買うようにしましょう。現状では、ペットボトルのリサイクルシステムはまだあまり普及していません。