天台宗開宗1200年慶讃

不滅の法燈全国行脚・帰燈式法要

4月23日に不滅の法燈全国行脚・帰燈式法要を比叡山延暦寺根本中堂で厳修した。


「不滅の法燈全国行脚」とは、天台宗開宗1200年を慶讃して、根本中堂にて護持されている伝教大師が灯された「不滅の法燈」を分灯し、全国の教区仏青の手により、平成17年4月から平成19年4月までの2年間にわたり各教区を巡回したもの。

今般、不滅の法燈が2年間の行脚巡錫の長旅を終えて比叡山延暦寺に帰燈し、結願法要として帰燈式法要を行い、各教区仏青会員65名が出仕した。

法要では前酒井圓弘連盟代表の導師のもと、唄・散華の声明や法華経神力品が堂内に響き渡り荘厳な雰囲気となった。

法要後、酒井前代表から「2年前の4月に不滅の法燈全国行脚が始まり、各教区仏青には法燈の護持はもとより、いろいろな慶讃行事、托鉢を積極的に実施下さり、心より御礼申し上げます。お陰様で本日無事に帰燈式法要を勤めることができました。不滅の法燈が光り輝いているように皆さんの心にある灯火の輝きをもって今後も仏青活動、社会活動に取り組んで参りましょう。」と謝辞を述べられた。
また、来賓の天台宗参務・山本亮裕師、延暦寺副執行・森定慈芳師から挨拶があった。森定副執行は「不滅の法燈が2年間の巡錫を終え比叡山へお帰りになりました。もうすでに天台宗は開宗1201年に入っています。1200年の明日に向かって、仏教の教え、伝教大師の御教えや想いを胸に、今後とも天台仏青の皆さんの精進と活躍を願います」と激励され、法要を締めくくった。




2年間の行脚期間中には、各教区仏青におかれましては、不滅の法燈を奉安した慶讃行事・法要、托鉢募金など、数々の活動をしていただき、有り難うございました。
比叡山開創から1200年間輝き続ける法燈をシンボルに、天台宗開宗の意義、宗祖伝教大師の御教えなどが広く一般の方々に布教することができたのではないでしょうか。